日中は暖かい日が多くなってきました。
全国で徐々に桜の開花宣言がなされ、春の訪れを感じます。
3月も無事に紫雲会を開催できました。
先月もお参りくださったお方、久々にお参りくださったお方、初めてお参りくださったお方、沢山の方々にお参りいただきました。
お参りくださいました皆さま、ありがとうございました。
今月のご講師は花岡 静人先生(奈良)。
「親鸞聖人のお手紙に聞く」と題してお話くださいました。
花岡先生のお話の中で、「老、病、死の苦痛は他の生き物も感じるだろうけど、老、病、死の苦悩は人間だけが抱えるのではないか」という言葉が私の中に特に強く残りました。
科学が発達し、豊かな社会となりました。ですが、私たちは変わらずに苦悩を抱えています。最近読んだ『スマホ脳』という書籍によれば、私たちの脳は1万年進化していないそうです。私たちの脳や心は科学でできていません。科学的な判断を頭ではわかったつもりになっても、脳や心がその判断に追い付かず、苦悩することがしばしばあります。そんな苦悩する私を支えてくださる、摂め取ってくださる阿弥陀さまのお慈悲のお心をお聞かせいただきました。
今月もお参りくださった皆さま方とご一緒にお聴聞できましたこと、大変嬉しく思います。
4月は野村 康治先生(大阪)をお招きいたします。
ご講題は「『仏説観無量寿経』のおこころを聞く」です。
どなたさまでもお参りいただけますので、ご予定いただけると嬉しく思います。
合掌